ウミガメマスク誕生のきっかけ
新型コロナウイルスの蔓延によって、世界中の人たちの必需品となったマスク。
「日和佐 発心の会」でも昨年から美波町のシンボルキャラクターである「ウミガメ」の絵が描かれたマスクの販売が開始しました。
きっかけは「道の駅日和佐」の産直館で買い物をしていた時です。
徳島の名産すだちを買おうとした瞬間、ウミガメの絵が描かれた包装紙が下に敷かれていることに気がつきました。
「これはかわいい!!」ということで、
早速、店員さんにウミガメの絵について詳しい情報を伺ってみました。
店員さんのお話によると、
ウミガメの絵は美波町出身の画家「橋本シャーン」(1943年〜2019年8月22日)が「道の駅日和佐」のために描かれたとのことでした。
その頃は布製で洗って何度でも使える「アベノマスク」が一世帯あたり2枚配布されるというニュースが世の中を飛び交っていた時期ということもあり、
「ウミガメの絵を使ったマスクを商品開発してみたい」と思うようになりました。
シャーンさんは既にお亡くなりになっていたことから、シャーンさんのご親族に「この絵を使ってこんな感じのマスクを作りたい」とマスクの試作品をお見せしました。
シャーンさんのご親族からは「なかなか可愛いじゃないですか!これならシャーンも喜びますよ!」と心良くウミガメの絵の使用許可を得ることができました。
地域で仕事をする際にシャーンさんのご親族のように「自由にやらせてくれる」方というのは、とても貴重で重要な存在なんだなと、今となってとても痛感します。
あの時のことは本当に今でも感謝しています。